黒田氏の総裁在任期間は10年超と歴代最長。
黒田総裁は、10年を振り返って
「大規模な金融緩和 適切だった」
「10年前の我が国経済を振り返ると、
1998年から2012年までの約15年の長きにわたるデフレに直面していた。
こうした状況を踏まえ日本銀行は2013年に量的質的金融緩和を導入した。
大規模な金融緩和は政府のさまざまな施策とも相まって、
経済物価の押し上げ効果をしっかりと発揮していて、
我が国は物価が持続的に下落するという意味でのデフレではなくなった」
効果については、
「現在のような金融緩和を続けなければ、
デフレが続いて、実際の成長率もさらに低下し、
投資も十分に行われず、当然、技術進歩ももっと低かった。
潜在成長率ももっと下がっていたと思う。
金融政策が潜在成長率を上げられなかったということではなく、
もっと下がるものがより下がらなくてすんだということだ」
「長きにわたるデフレの経験から賃金や物価が上がらないことを前提とした考え方や慣行、
いわゆるノルムが根強く残っていたことが影響し、
2%の物価安定の目標の持続的、
安定的な実現までは至らなかった点は残念だ」と述べた。
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