ビッグモーターは、顧客の車を故意に傷つけるなどし、損害保険会社に修理代を水増し請求していたとして、その数を少なくとも1275件、総額4995万円に上ると公表しました。
ビッグモーターはこれまで、「(自社で)事実関係の調査を行う」としていました。しかし、同社による調査に懸念を持つ損害保険会社が、第三者による全件調査を要求していました。
また、国土交通省は週内にも、ビッグモーター側からヒアリングを行う方向で調整に入りました。不正の内容や場所など詳細を確認し、道路運送車両法に違反するか調べます。
同法は、依頼されていない整備を不当に行って料金請求することなどを禁じています。国交省は責任者らから聞き取り調査を行い、同法に基づく立ち入り検査に踏み切るか検討します。最終的に違反が認められれば、整備工場ごとに地方運輸局が民間車検場の指定取り消しや停止などの処分を判断します。
この問題は、ビッグモーターだけでなく、自動車業界全体の信頼を失墜させる恐れがあります。自動車業界は、この問題を重く受け止め、再発防止に努める必要があります。
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