三菱電機、保有するルネサス全株売却

三菱電機は2024年2月29日、保有するルネサス株を全て売却する。
これにより、旧親会社のNEC、日立製作所、三菱電機の3社全てがルネサス株を完全に手放すことになる。

ルネサスは2010年にNECエレクトロニクス、日立製作所、三菱電機の半導体事業が統合して発足。
2013年にINCJが69.1%の株式を取得して実質国営化されたが、その後経営再建を進め、INCJの持ち株比率も低下。
2023年にはINCJがルネサスの全株式を売却し、2024年1月にはNECと日立製作所も保有株を全て売却した。

三菱電機はルネサス株売却理由として政策保有株式の縮減と資本効率の向上としている。

今後、ルネサスは独立企業として更なる成長を目指すこととなる。