パリサー・キャピタル (Palliser Capital) はイギリスの投資ファンド 。
日本の京成電鉄に対する株主としての動きが活発です。
主な動向と主張:
京成電鉄への取締役候補提案: パリサー・キャピタルは、2025年の定時株主総会に向けて、京成電鉄の取締役会に4名の独立した日本人候補者を加えるよう提案しています。
取締役会の再構成: 現在15名と規模の大きい京成電鉄の取締役会を11名以下とし、独立社外取締役を6名以上、社内取締役を5名以下にすることを求めています。
オリエンタルランド株式の見直し: 京成電鉄が保有するオリエンタルランド（OLC）株式について、相乗効果がないとして保有規模の見直しと自社株買いなどのバランスの取れた資本配分の検討を改めて主張しています。過去にもOLC株の売却を提案しています。
企業価値の向上: パリサー・キャピタルは、京成電鉄の総資産利益率（ROA）などの主要な指標が過小評価されているとし、取締役会が十分に機能していないと主張しています。
株主としての立場: パリサー・キャピタルは京成電鉄の4.5%超の株式を保有する主要株主の一社であり、4年近くにわたり京成電鉄に投資しています。
パリサー・キャピタルの概要:
グローバル・マルチ・ストラテジー・ファンドです。
バリュー志向の投資哲学を持ち、幅広い資本構成の投資を手掛けています。
最高投資責任者はジェームス・スミス氏です。
今後の見通し:
パリサー・キャピタルによる京成電鉄への提案が、今後の株主総会でどのように議論され、決議されるかが注目されます。場合によっては、臨時株主総会の開催も視野に入れているようです。
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