ウクライナ平和サミット

2024年6月15日から16日にかけて、スイスで開催されたウクライナ平和サミットは、ウクライナの和平案を巡り、約100の国・国際機関から首脳級を含む代表者が参加しました。

共同声明の採択:ロシアによる戦争の非難、ウクライナの主権・独立・領土保全の尊重、原発の安全確保、核兵器使用の威嚇禁止、ウクライナ産農産物の安全かつ自由な輸出、強制連行されたウクライナ市民の帰還などが盛り込まれました。
ゼレンスキー大統領による和平案の提案:10項目からなる和平案を提唱し、参加国の合意を得られればロシアに提示すると表明しました。

議論内容は以下の通りです。
ウクライナの和平案:ゼレンスキー大統領が提案した和平案を中心に議論が行われました。主な内容は、ロシア軍の撤退、クリミア半島の地位の決定に関する住民投票、ウクライナの中立化、NATOへの不加盟、ドンバス地方の地位の決定に関する住民投票などです。
ロシアへの制裁:ロシアに対するさらなる制裁措置について議論が行われました。
ウクライナへの支援:ウクライナへの軍事・財政支援について議論が行われました。
食料・エネルギー安全保障:ロシアによるウクライナ侵攻の影響を受けた食料・エネルギー価格の高騰対策について議論が行われました。
共同声明は全会一致で採択されましたが、ロシアとの関係を重視するインドや南アフリカなど約10カ国は支持を表明しませんでした。

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