サームルール とは、アメリカの景気後退を判断するための指標の一つで、元FRBエコノミストのクラウディア・サーム氏によって考案されました。
このルールは、失業率の3ヶ月移動平均が過去12ヶ月間の最低値から0.5%以上上昇した場合に、景気後退に突入したと判断するというものです。
サームルール は、1970年以降の全ての景気後退を的中させていることから、信頼性の高い指標として評価されています。
サームルール のメリットとデメリットは以下の通りです。
メリット
- 過去の景気後退を全て的中させていることから、信頼性の高い指標と言える。
- 失業率というシンプルな指標を用いているため、わかりやすく使いやすい。
- 景気後退の兆候を比較的早期に察知することができる。
デメリット
- 失業率のみを指標としているため、景気後退の全ての要因を反映しているとは言えない。
- 景気後退の開始時期を正確に示すわけではない。
- 他の経済指標と組み合わせて使用する必要がある。
サームルールと現在の景気
2023年12月時点の失業率の3ヶ月移動平均は3.5%であり、過去12ヶ月間の最低値である3.3%から0.2%上昇しています。
サームルール の基準である0.5%上昇には達していないため、現時点ではサームルールによる景気後退のシグナルは出ていません。
しかし、失業率が上昇傾向にあることや、経済指標に悪化の兆しが見られることから、今後景気後退に突入する可能性は十分に考えられます。
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