2023年11月2日に東証プライム市場に上場したソフトバンクの「社債型種類株式」は、従来の株式と社債の性質を併せ持つハイブリッド型の株式です。
株式としての性質
自己資本の増加
配当の権利
社債としての性質
議決権がない
普通株式への転換権がない
優先配当金の権利(通常の株式より高い配当が保証される)
具体的には、以下の特徴があります。
発行額は1200億円で、募集株数は3000万株。
発行価格は1株4000円。
配当年率は2.5%(2029年3月末まで)。
議決権は普通株式の1/100。
普通株式への転換権はない。
ソフトバンクは、社債型種類株式の発行により、以下のメリットを得ることを期待しています。
自己資本の増強による財務の安定化
普通株式の希薄化の抑制
長期的な安定的な資金調達
社債型種類株式は、従来の株式と社債の利点を兼ね備えた新しい金融商品として、今後注目を集める可能性があります。
社債型種類株式のメリット
普通株式の希薄化を抑制できる
優先配当金により、安定した収益が期待できる
社債と同様に信用格付が付与されるため、流動性が高い
社債型種類株式のデメリット
議決権がない
普通株式への転換権がない
社債型種類株式は、普通株式と比べて議決権や転換権がなく、投資家にとってはリスクとリターンのバランスを慎重に検討する必要があります。