ボルマゲドンとは、2018年2月に米国の株式市場で発生した金融危機のことです。この危機は、ボラティリティ指数(VIX)の急騰がきっかけとなり、株式市場の急落や、オプション取引の売り手が大規模な損失を被るなどの混乱を引き起こしました。
ボルマゲドンの発端となったVIXの急騰は、米国の利上げや、中国の株式市場の暴落などの要因によって引き起こされました。VIXは、S&P500指数の将来のボラティリティを示す指標であり、VIXが上昇すると、市場は不安定になると見なされます。
VIXの急騰を受けて、VIXに連動するオプションの買いが急増しました。しかし、VIXはその後、急速に下落し、オプションの買い手が大規模な損失を被りました。この損失を埋め合わせるために、オプションの買い手が株式を売却したことで、株式市場は急落しました。
ボルマゲドンは、金融市場のリスクを再認識させる出来事となりました。この危機を受けて、各国は金融市場の規制強化に取り組みました。
ボルマゲドンの再来が懸念されている理由は、以下のとおりです。
- 近年、ゼロデイオプションと呼ばれる、満期まで24時間以内の短期オプションの取引が急増している。ゼロデイオプションは、短期的なボラティリティの増加によって大きな利益を得ることができるため、リスクの高い投資と見なされています。
- 米国の利上げや、中国の経済減速などの要因によって、世界経済の不安定化が懸念されている。
これらの要因が重なれば、ボルマゲドンのような金融危機が再来する可能性は否定できません。
なお、ボルマゲドンの名称は、映画「アルマゲドン」から由来しています。アルマゲドンは、キリスト教の終末論において、神が悪魔とその手先を滅ぼすための戦いが行われる場所として知られています。
子(ね)は繁栄、丑(うし)つまずき、寅(とら)千里を走り、卯(う)跳ねる、
辰巳(たつみ)天井、午(うま)尻下がり、未(ひつじ)辛抱、申酉(さるとり)騒ぐ、
戌(いぬ)は笑い、亥(い)固まる
今は「卯跳ね、辰巳天井」の「黄金の3年」
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