米航空機エンジンのプラット・アンド・ホイットニー(P&W)の親会社RTXの株価が、
11日のニューヨーク市場で2年ぶりの安値に沈みました。
P&Wが手掛ける「ギアード・ターボファン」方式エンジンで見つかった製造過程における欠陥を巡る回収・検査の影響が、
当初よりずっと大きくなることが判明したためです。
RTXは7月、同エンジンに使用している冶金用粉末が部品の亀裂につながる恐れがあると述べ、
9月末までに対象の200基を回収する方針を示しましたが、
この日、RTXは回収の必要があるのはエアバスの中距離旅客機「A320ネオ」に搭載されている600~700基で、
検査期間は今年から2026年まで要するとの見通しを明らかにしました。
検査・修理には長い期間がかかり、数年間にわたって利益が減少する可能性があるということになります。
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