半導体関連産業が集積する三重、山梨、熊本などで県GDPが19年度水準を上回った。
三重県は電子部品・デバイス工業の伸びが全体を押し上げ、
「シリコンバレー構想」をうたい、
集積を目指して大口設備投資にも補助する仕組みを導入したことが好走、
キオクシアホールディングスや富士通の300ミリウエハー(現在は台湾UMC傘下)の拠点を呼び込んだ。
山梨県は韮崎市に拠点を構える東京エレクトロンなど関連産業が主導、
17年度以降、同県に立地した半導体関連企業は24社に上る。
注目は何といって熊本県菊陽町。
世界最大手、TSMCが1兆円規模の工場を建設。
九州フィナンシャルグループは地域への経済波及効果を
「10年で4兆3000億円程度」と試算し、
続々と関連企業が集結し、日本の「シリコンバレー」に一番近い状態となっている。
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