日本惣菜協会によると、22年の総菜市場は前年比3.5%増の10兆4652億円となりました。
このうち、食品スーパーは4.6%増の3兆816億円と、
コンビニエンスストア(3兆2801億円)に次ぐ2番目のシェアを占めました。
また、19年と比較すると、食品スーパーの総菜市場は12.4%増と、
コンビニエンスストアの2.5%減を大きく上回りました。
これは、食品スーパーが家庭内調理の簡便化や健康志向の高まりを背景に、
惣菜の品ぞろえを拡大し、積極的に販売しているためと考えられます。
今後も、惣菜市場は拡大していくと見込まれています。
その理由としては、少子高齢化に伴う単身世帯の増加や、
女性の社会進出による時間の制約などが挙げられます。
惣菜は、これらの課題を解決する一つの手段として、
ますます注目を集めていくことでしょう。