BMWは、FCV(燃料電池車)の実験車両「iX5 Hydrogen」の日本における公道実証を開始すると発表
FCVを自家用車として普及させる試みは挫折の連続となっているが、
普及が足踏みするFCVと対照的に普及が急加速しているのが、
EV(電気自動車)とPHEV(プラグインハイブリッド車)である。
両者の合計で、2022年には世界の自動車販売の約10%に達した。
FCVはEVと同様に走行中にCO2を排出しない。
また、充電に最低でも30分程度かかるEVに比べて、
FCVには燃料補給に数分しかかからないという利点もある。
しかし、普及のネックになっているのが水素ステーションの少なさ。
国内ではわずか163カ所(2023年1月末時点) にとどまる。
令和5年6月再生可能エネルギー・水素等関係閣僚会議の「水素基本戦略(案)」によれば、
日本は、商用車・乗用車、港湾、そして地域の燃料供給拠点などに応えうる「マルチステーション」を見据えている。
また、2030年までに、乗用車換算で80万台程度の普及、
水素ステーションは1000基程度の整備を目標としている。
BMWはEV充電設備も普及の遅れる日本で、
「EVの充電時間よりもFCVの水素充てんにかかる時間が短いことや、
EVの高速充電器のコストが高いことから、
EVだけを普及させるよりも、
EVとFCVを「共存」させたほうが、インフラ整備にかかるコストは低く済む」と主張。
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